【採用事例インタビューVol.3】株式会社イートファクトリー様

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水口
こんにちは!水口です。
採用事例インタビューVol3です!
今回はASEAN進出中の飲食店でのインタビューです。採用への思いや、ベトナムのおもしろ文化をお伺いしました。

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1.会社紹介
2.スタッフの皆さまのご紹介
3.外国人採用まで
4.タインさんご紹介
5.採用基準について
6.スタッフのマネジメントについて
7.ベトナム人と日本人の違い
8.外国人採用の課題
9.みなさんの夢
10.まとめ
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1.会社紹介

株式会社 イートファクトリー(本社:大阪府大阪市 代表取締役社長:山口 功様)

事業内容:大阪新世界の山ちゃん、大阪屋台居酒屋満マル、BAR COME!、など飲食店展開
現在国内・海外合わせて58店舗の飲食店を経営しています。
2015年に初めてベトナム ホーチミンにて第1号店をオープンし、16年には2号店がオープンしました。海外展開に伴うリーダー候補、国内の本社及び各店舗へのグローバル化推進を活性化させるべく海外人財の採用をスタートさせました。

満マル高田馬場店さん、よくお世話になっております(笑)!
manmaru

2.スタッフの皆さまのご紹介

\よろしくお願いします!/
acvodfu

今回インタビューさせて頂いたスタッフのみなさま
矢木様 タイン様 野口さん
(左から)
矢木さん(採用ご担当)、タインさん(社長室)、野口さん(ベトナム店店長)

3.ASEAN留学生と出会う機会が少なかった

水口
昨年度は4名の外国人スタッフを初めて採用されましたが、採用背景について教えてください。
矢木さん
弊社は2015年より、ベトナムに満マルを2店舗オープンさせ、海外展開も更に加速させようとしています。立ち上げに必要な海外出身スタッフを採用する必要があったこと、また統括する国内本社内でも日本人の視点だけではなくグローバルな視点を取り入れ、もっと新しい風を吹き込むために採用に至りました。
水口
なるほど。実際に採用活動はどのように行われたのでしょうか?
矢木さん
留学生採用は初めてだったので何から始めたら良いのかわからなかったです。どこで出会ったら良いのか。どう出会ったら良いのか。そんなある日、NODEさんのASEAN出身者の合同説明会の案内を見て、「まずは出てみよう!」と思い、出展を決めました。
水口
出展ありがとうございました!ASEAN留学生が125人参加した大規模な合同説明会でした。手応えはいかがでしたか?
矢木さん
その日の参加企業は様々でIT企業や商社、大手の飲食店が参加していました。正直、初めは驚くほどブースに集まらなかったです。2,3人の留学生が気をつかって話しを聞きに来てくれた感じでした。これではアカンと思い、満マルの元気パワーと大きな声で呼びかけしました。すると後半は50〜60人ほどの留学生が最後まで話しを聞きに来ました。
水口
留学生たちの印象はどうでしたか?
矢木さん
話しを聞く姿勢や私たちを見る目が真剣でした。日本人だと「かっこわるいな」「恥ずかしいな」と思いがちなところも彼らは真剣に見て頂けていたというのが印象的です。とにかくそういった印象深い留学生に出会う事ができて良かったです。その後選考に進んだ学生も非常にポテンシャルが高く、優秀であることが伝わってきました。

4.タインさん、きらきらした明るさと強い信念を持ち、企業選考へ。

水口
まず、日本に来られた理由を教えてください。
タインさん
小さい頃から日本を身近に感じていました。日本のアニメは有名で私は「ワンピース」が大好きです!お店に行くと日本製の電化製品や機械が多く機能性も高く技術力が高いこと、それから東日本大震災後の復興がとても早く、日本の経済力は高いと感じたことです。日本を身近に感じていて、ずっと日本語を勉強したいと思っていました。そして9ヶ月前に日本へ来て就職活動をしました。
水口
ベトナムでもアニメは有名なんですね^^タインさんはどのように日本語を勉強されたのでしょうか?
タインさん
大学で貿易関係の勉強をし、卒業後2年間ベトナムの日本語学校で勉強しました。そして日本で就職をするために来日しました。
水口
来日して9ヶ月ということですが、日本語堪能!日本での就職でイートファクトリーを決めた理由は何でしょうか。
タインさん
以前は、技能実習生団体で通訳業務を行なっていましたが、新しい仕事に興味があり、ASEAN CAREERでイートファクトリーの求人を見つけました。「やる気がある方」「社員を大切にします」「社内で英語を使える」という言葉を見て、グローバルな会社で、雰囲気や社風を見てみたいと思いエントリーし、入社を決めました。入社4ヶ月目になりますが社員の皆さんがとても優しくて働きやすいです。
水口
働く中で、大変なことはありましたか?
タインさん
大阪弁!大阪に来てみんな大阪弁を喋っていて、何を話しているのか全然わからなかったです。「アカンアカン!」って聞こえてくるけどどういう意味!?って思いました(笑)でも最近はだんだん慣れてきました。
水口
確かにそうですよね!イントネーションも言葉も違うところがありますもんね。タインさんはどうやって、大阪弁に慣れたんですか?
タインさん
Facebookにベトナム人のコミュニティグループがあります。そこでは、日本の生活に関する相談や言葉の意味について教え合っています。そこで、「アカン」の意味を教えて下さいとか、分からない言葉を教えてもらって勉強していました。

5.日本語力よりも感性とガッツがあるか

水口
そんな中、タインさんも選考に進まれた中のお一人ですが、タインさんを採用した決め手は何でしょうか。

矢木さん
「社長になりたい」と堂々と言えるところ。かっこいいと思いました。日本人の欠けている部分かなと僕は思います。自分の思いを表に出さない感じ。それをガツン!と出してくる感じ、そういった感性があるタインちゃんがうちには必要だと思ったからです。
水口
ガッツある気持ちを伝えられる人って案外少ないですよね。でも留学生には素直な思いをぶつけられる人が多い印象があります。入社した方々は順調に働かれていますか?
矢木さん
はい。現在彼らは研修期間のため各店舗で必要な知識を学んでいます。僕もよく店舗へ行きますが、店長や現場の日本人スタッフと仲良くやっている光景を見ると「あぁ、これは安心やな」って感じます。言葉は後からついてくるものなので弊社で内定が決まった留学生で、「入社日まで期間があるが、今から少しでも早く仕事を覚える為アルバイトという形で働きたい」という学生さんもいらっしゃいました。そういう気持ちがあるんですから、何の心配もいらないです。

6.思考錯誤したマネジメントも今ではようやく形に‥

水口
初めて外国人採用をされたときは、どのようにマネジメントを行いましたか?
矢木さん
これまでしっかりと新人研修として機会を設けることはありませんでした。昨年から日本人の新入社員も含めたスタッフは一期生となるのですが、一期生からは接客業務に関わる研修をしっかりトレーナーを導入し、開始することになりました。何とか形になるようかなり試行錯誤してきました。
水口
今年も6名の外国人スタッフの採用が決まり、2期生として入社予定ですが、新たな方針はあるのでしょうか。
矢木さん
そうですね。昨年は新しい取組としてトレーナーを採用したりしていたのですが、今年は1期生が2期生教育する体制を取りたいです1期生が教えるのが一番響くと思いますし、双方のキャリアアップに繋がると考えています。研修スケジュールに関しては我々人事担当者が練り、しっかりとした体制作りを考えているところです。

7.働く中で感じるベトナム人と日本人の違い

水口
さて!野口さんは現在ベトナム現地で店長として勤務されていらっしゃいますが、具体的にどんなことをされていますか?
野口さん
私は2年半前に新店舗の立ち上げメンバーとしてベトナムで勤務しました。まずは店舗探しから始まり、市場調査、サプライヤーの決定、メニュー構成、店舗デザインが立ち上げ時の主な仕事でした。現在はオープンし2年が経ち営業と人財マネジメントを行なっています。
水口
今は現地に日本人とベトナム人のスタッフの割合はどれくらいなんでしょうか?
野口さん
私含め2人の日本人と、100名ほどのベトナム人スタッフが勤務しております。
水口
圧倒的にベトナム人スタッフが多いですね。ベトナム人スタッフと一緒に勤務していて感じる日本人との違いはありますか?
野口さん
ありますよ!言葉よりも文化の違いを感じますまず、日本人と違って物事をハッキリ主張します。日本人からすると「おぉ‥めっちゃ言うてくるやん!」って思うところですが、逆に私は日本人に足らない部分だなって思います。その文化の中で仕事をしていると、日本に必要な人財だなと感じます。
水口
日本人は仕事や私生活問わず、協調性を重んじる文化がありますよね。他にはありますか?
野口さん
素直で温かい。ストレスなどを貯めずに吐き出してくれるので、マネジメントをする上で彼らと正面から向き合うことができます。飲み会になると、「さっきの仕事のテンションとは大違いやん!」ってくらいの盛り上がりです(笑)誕生日会には、抱えきれないくらいのプレゼントをもらい、盛大に祝ってもらいました。誕生日会とかの精算は主役が持つんです(笑)これベトナム文化なんですよ(笑)
水口
面白い!プレゼントをあげる代わりに精算は主役なんですね!私もベトナムへ行ったときは、ベトナム人の人の温かさをとても感じました。気さくに話しかけてくれるし、困っているとすぐに手助けしてくれました。

8.外国人を採用して感じる課題

水口
実際、外国人採用を積極的に始めてみて、感じる課題はありますか。
矢木さん
まずは、新入社員は研修の一環で、業務内容を学ぶために各店舗へ配属されます。配属する中で、外国人を受け入れることに賛成という店長だけではありません。文化や言葉の違いがあり、日本人よりも何倍も教育にコストがかかってしまうという面などから、受け入れることに理解を示さない店長もいます。結局理解を示していただいている店長のもとへ人数が固まってしまうというのが現状です。そこへの理解を深めるために私たちはコミュニケーションを上手く取っていかなければならないと感じています。
水口
なるほど。これからグローバルの風を吹き込もうとする動きの中で、現場の方の声も尊重しなくてはいけない状況なのですね。

9.みなさんの夢

水口
最後に皆さんの将来の夢を教えてください!
矢木さん
満マルグループでベトナムの満マルから日本の満マルへ研修に来て学び合うという双方向で学び合う機会を作りたいです。双方向で学ぶことによってお互いに吸収できるものがありますからね。日本の料理やおもてなしについて教育する学校を作りたいです。いまでは外食産業が溢れていますが、グローバルということももちろん、採用も教育も一歩進んだ会社であり続けたいです。
タインさん
私は社長になりたいです。日本でベトナム料理を提供する店を持ちたいです。いま、イートファクトリーで飲食業界について知識が深まり、飲食業界でお店を持つことに興味があります。まだ、会社を持つための資金が十分ではありませんが、もっとマネジメント力や考え方について学び、少しでも早く社長に近づけるようになりたいです。
野口さん
夢はたくさんあります。まずは一番、満マル業態を海外に展開していくことです。それから東南アジアの人たちが少しでもいい生活を遅れるように、頑張った人がしっかり報われるようなシステムを作っていきたいです。今ベトナムで働いていると「人件費」が安いなどの理由で彼らを扱っている日本人は少なくないです。そうではなく、足踏みを揃えて頑張ったスタッフがうちで成果を上げてしっかりとお給料を貰い、周りにも与えていくというスパイラルを作っていかなくてはいけないという使命感を持ってやっていこうとおもっています。あとは幸せの世界征服!それから地元が鳥取なので地域活性化に繋がることをしたいです。

10.まとめ

最近では、多くの外国人が働いてる様子をよく目にします。
特に飲食店は人手不足により、働く外国人の数も年々増えています。

イートファクトリー様では今後、海外展開を積極的に進める中で、国内外の店舗でグローバルの風を取り込むことが必要であるとし、外国人スタッフの採用を積極的にスタートしました。

タインさんは、本社社長室で勤務しています。配属理由としては一つの業務にはめ込まず、ベトナム人という視点で、会社を大きく展開していくための活躍を期待していることです。文化の違いを肌で感じる日本人スタッフが増え、社内も少しずつ、新しい方向に向かってきているとのことです。

採用のスタートを切ったときは、どうしたら良いのか分からなかったが合同説明会がきっかけで
ASEAN出身社員の採用に至り、会社の成長と共に歩んでいるということは大変喜ばしいことです!

イートファクトリー様と皆さまの今後のご活躍が楽しみです。

イートファクトリー

今後もASEAN中心に店舗拡大予定です!!


 

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