入社後の不安は外国人差別を受けること。84人の留学生に聞いた日本の就職活動のヘンなところ!

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水口
こんにちは。広報水口です。

7月から1ヶ月間、日本で就職活動をしている・していたASEAN出身留学生に日本の就職活動の変なところについてインタビューを行いました。今回は、就職活動中の留学生26名、就職活動を終えた留学生58名の調査結果をご報告します!

就職活動中の留学生(26名)

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上記から「希望している仕事を見つけること」についで「外国人を採用している企業を見つけること」が多かったです。特に都内では外国人採用実績のある企業は見つけやすいが地方などでは見つけることが難しく、高額の交通費を払い説明会や選考会に出向く留学生はすくなくありません。そしてこの後、上記の中で最も大変だと感じるものは「日本語での面接」でした。

■□■日本語での面接を通して経験した具体事例■□■
「ほとんどの企業はビジネスレベルの日本語ができる留学生が欲しいのでなかなか難しい。」(タイ/就職活動中)
「日本語を理解し、アウトプットするまで時間がかかってしまうこともあった。」(マレーシア/就職活動中)
「日本人学生も同じ選考フローに乗ると、日本語力のギャップが出るため難しく感じています。」(ベトナム/入社済み)

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日本の就職活動に対して疑問に感じることは「複数回の面接」でした。母国では1回での面接で選考終了することが多く、日本の新卒採用に多く見られる2回以上の選考に慣れない留学生は非常に多いです。またその選考の為に準備し1ヶ月以上も待って結果が見送りになると精神的に落ち込む。という回答がありました。

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日本企業で働くことについて大変だと感じることは「外国人として差別を受けること」が最も多かったです。

入社を決めた留学生(58名)

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就職活動を終えた留学生が、就職活動で大変だと感じていたことは、「希望している仕事を見つけること」でした。そしてこの後、上記の中で最も大変だと感じたものは同じく「希望している仕事を見つけること」でした。

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日本の就職活動に対して疑問に感じることは「企業の質問の意図」でした。日本の面接では、複雑な質問が頻繁にされます。
「今何社就職活動を受けているのですか?」という質問をされた留学生は実際就職活動を複数もしていること人事も知っているはずなのにどうしてわざわざ聞くのか、理解ができないという意見がありました。

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日本企業で働くことについて大変だと感じることは「外国人として差別を受けること」が最も多かったです。3番目に多い回答として「残業がある」「人間関係」が大変なこととして挙げられました。後者の結果は日本ならではの特徴で挙げられています。

水口
留学生インタビュー!以下、留学生が実際に経験して感じたことについてインタビューした結果です。

【日本語でのSPI試験について】

インドネシア出身者
SPIテストの参考書を4冊勉強していたが、実際に受けた際(Web上で)に画面上に「こちらは〇〇○社独自のテストですと記載があり驚きました。

【就職活動中にかかった交通費について】

マレーシア出身者
現在熊本の大学に在籍しており、就職活動や選考を受けるとするとほとんどが東京や大阪での開催でその度に交通機関を使って行くことは大変。一部でも良いので企業から交通費の補助などがあると嬉しい。
タイ出身者
大きな会社であれば交通費の補助があると思うが、私が受けた会社はほとんど自費でした。私は就職活動の交通費だけで10万円使いました。

【就職活動中にあった具体的な事例や意見】

インドネシア出身者
ムスリム教のような留学生は、ヒジャブを被り、豚肉や酒を摂取することができないので採用が難しいかもしれないと就職活動の先生から言われました。でも私は悲観的に考えていません。私は旅行関係の仕事に就きたいです。日本へ旅行にくるムスリム教の方は増加していますが、お祈りをする場所やハラール料理を食べる場所を日本国内で見つけることは難しいです。それをお手伝いできる仕事をしたいです。
ベトナム出身者
就職活動中に必要以上に日本語力を心配する必要はないと思う。私は、日本語があまり話せないが、自分の働きたところに内定を決めました。辛抱し続けることが必要です。
インドネシア出身者
会社はグローバルという本当の意味を理解することなく、「私達はグローバルカンパニーです。」って豪語します。そのような会社はグローバルを外国人社員がたくさんいることだと思っている。
水口
最後に、上記インタビューから分かることは、外国人ならではの意見として多いのは日本語の問題でした。これは企業側が日本語レベルを緩和すること、留学生の日本語力をあげることの双方の努力が求められます。それ以外の意見では、宗教の関係で選考を受けられないなど国が違うからこそ受ける差別について挙げられました。特にムスリム教はお祈りの時間や場所を設けることができず面接を受ける前に断られた留学生もいます。留学生側でも、時間を変更する・小スペースでお祈りするなど柔軟に対応できる方ばかりです。まずは、顔を合わせお互いが納得する形を取れるようコミュニケーションの場を設けることが重要ではないのでしょうか。

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