7月から1ヶ月間、日本で就職活動をしている・していたASEAN出身留学生に日本の就職活動の変なところについてインタビューを行いました。今回は、就職活動中の留学生26名、就職活動を終えた留学生58名の調査結果をご報告します!
就職活動中の留学生(26名)
上記から「希望している仕事を見つけること」についで「外国人を採用している企業を見つけること」が多かったです。特に都内では外国人採用実績のある企業は見つけやすいが地方などでは見つけることが難しく、高額の交通費を払い説明会や選考会に出向く留学生はすくなくありません。そしてこの後、上記の中で最も大変だと感じるものは「日本語での面接」でした。
■□■日本語での面接を通して経験した具体事例■□■
「ほとんどの企業はビジネスレベルの日本語ができる留学生が欲しいのでなかなか難しい。」(タイ/就職活動中)
「日本語を理解し、アウトプットするまで時間がかかってしまうこともあった。」(マレーシア/就職活動中)
「日本人学生も同じ選考フローに乗ると、日本語力のギャップが出るため難しく感じています。」(ベトナム/入社済み)
日本の就職活動に対して疑問に感じることは「複数回の面接」でした。母国では1回での面接で選考終了することが多く、日本の新卒採用に多く見られる2回以上の選考に慣れない留学生は非常に多いです。またその選考の為に準備し1ヶ月以上も待って結果が見送りになると精神的に落ち込む。という回答がありました。
日本企業で働くことについて大変だと感じることは「外国人として差別を受けること」が最も多かったです。
入社を決めた留学生(58名)
就職活動を終えた留学生が、就職活動で大変だと感じていたことは、「希望している仕事を見つけること」でした。そしてこの後、上記の中で最も大変だと感じたものは同じく「希望している仕事を見つけること」でした。
日本の就職活動に対して疑問に感じることは「企業の質問の意図」でした。日本の面接では、複雑な質問が頻繁にされます。
「今何社就職活動を受けているのですか?」という質問をされた留学生は実際就職活動を複数もしていること人事も知っているはずなのにどうしてわざわざ聞くのか、理解ができないという意見がありました。
日本企業で働くことについて大変だと感じることは「外国人として差別を受けること」が最も多かったです。3番目に多い回答として「残業がある」「人間関係」が大変なこととして挙げられました。後者の結果は日本ならではの特徴で挙げられています。
【日本語でのSPI試験について】
【就職活動中にかかった交通費について】
【就職活動中にあった具体的な事例や意見】
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