こんにちは、田上です。
早いもので2019年も残り3ヶ月を迎えようとしています。
ASEAN特化と謳いつつ営業活動をしている弊社ですが、業績はお陰様で昨年よりも上向きそうです(感謝感謝!)その中でも問い合わせが圧倒的に増え、弊社の実績でも圧倒的に強い(強くなってしまった) のがタイ人のご紹介であったりもします。
もちろんベトナム・インドネシア・ミャンマー・マレーシアなど他の国籍の採用の対応力も十分にございますが。ベトナムについては、人材のニーズは高いが、他の人材会社が増えており。一方でインドネシア・ミャンマーについては海外事業推進においてピンポイントの人材ニーズが増えているものの、そこまで高くはなく。マレーシアについては英語や中国語に強い人材がいれば何とかかもしれないとのことで、そこまでピンポイントな人材ニーズは少ない状況です。
ですので、お陰様でタイに関しては多くの成功例と失敗例を体験している自負がありますので、これから採用を考えている経営者の方々や従業員の方々にお役立ていただければと思います。
名付けて、タイ人採用を理解するSNP
S (Speed) , N (Nickname), P (Parents)
*ネーミングは適当にキーワードを並べて頭文字をとっただけです。。。
S (Speed=スピード)
日本語のできるタイ語ネイティブは多くの会社で採用競合となっているため、スピード感のある採用が前提となります。候補者をお待たせすることで他の会社を選んでしまうこともあります。特にバンコクにおいては応募から1週間以内に採用が決まることが当たり前となってきており、日本の場合はバンコクほどではないですが、求人が増加してる割に人材の母数が少なく、結果としてスピードの速い会社がうまくいく傾向にあります。
N (Nickname=ニックネーム)
タイ人の氏名は舌を噛むほど長いため、1人1つ必ずニックネームを持っています。実はビジネスや友人間でもそのニックネームを愛用しており、ニックネームには本人も愛着があるため、面接や入社後もニックネームで呼ぶことで、心を開き、さらにオープンなコミュニケーションが可能になります。特に意味もなく、ビールが好きだからBeerさんとかベンツに乗りたいからBenzくんとか、割とよくあるそうなのですが、ニックネームで呼び合うことこそ重要なのです!弊社のお客様も、ニックネームで呼び合っていたり、名刺にカッコ書きでニックネームが記載されていたりそのようにされているケースが多いです。
P(Parents =両親)
タイでは国王と同様に一番大事なのが両親の存在です。決して悪口を言ったり、彼らの意向を無視する発言はしてはいけません。一気に信頼が崩壊します。親の意向は子供の考えや意思決定に大きな影響を与えます。つまりタイにいる親が早く帰って欲しいと言えば、子どもは早めにタイに帰れる会社を探す傾向にありますので、面談の段階で本人に親の考えを聞いてみるのは良いと思います。ちなみに、タイ人が内定をもらったら、まず親に報告します。親がNGを出せば、大体が内定辞退になります。いつまで自分で決められないんや!ではなく、そういう文化なのです。
伝えたいポイントは他にも色々とありますが、違いを受け入れられる文化のある会社こそが、タイ人だけではなく、他の外国籍採用、さらにはこれからの日本人若手採用において有利に働くのは間違いありません!