インドネシアの大学まとめ ~インドネシアにおける大学特集 最終章~

皆さん、最後まで付き合ってくれてありがとうございました!インドネシアについての記事担当のプトロです!

前回に言ったとおり、今回の記事は最後の記事となり、インドネシアの大学に関する情報を全てまとめしようと思っています。

まずは、インドネシアにおけるトップの大学をもう一回見てみましょう!

それで、それぞれの大学の専門分野または大切なキーワードをもう一度おさらいしましょうか。

1.インドネシア大学

医学部がトップ。世界の大学ランキングでも高く評価されている。国内で1~3位。卒業生はたいてい公務員になる。日本へ就職のために来た卒業生は不明。

 

2.バンドン工科大学

工学部が他の大学より遥かに優秀。ハーバード大学より入学が厳しい。国内で1~3位。卒業生は大体トップの会社へ。日本へ就職のために来た卒業生は多い。

 

3.ガジャ・マダ大学

経済・ビジネス学部が有名。分野の多様性が高い。国際連携が多い。国内で1~3位。卒業性は様々な業界へ。ほとんどの卒業生は国内で就職する。

 

4.ボゴール農科大学

農業学部がトップで獣医学部がここにしかない。世界中のトップ農業大学と連携。国内で3~5位。地方から来た学生が多いため、卒業後は国内で就職。

 

5.パジャジャラン大学

提供される分野・学部が多い。バンドン工科大学と並び、バンドンで最も有名な大学。国内で3~5位。学生全体は国内・地元から。海外へ就職する卒業生の数が少ない。

 

6.ビナ・ヌサンタラ大学

コンピューター・情報学部が有名。芸能人やインフルエンサーが入学するケースが多い。キャンパスがハイ・テック。国内でトップ10位。卒業生がスタート・アップやメディア会社へ。海外で就職する卒業生はシンガポール、アメリカなどを選ぶ。

ではでは、ここからはおまとめと考察に入りたいと思います!

最初の記事からも気づきましたが、なぜインドネシアの大学から卒業した人はあまり海外へ就職しないのか?特にどうして日本に行く人たちは少ないでしょう?これは今までの疑問です。

まず、多くのインドネシア人が選ぶ就職の行先を明らかにしましょう。

上の表を見ると、インドネシア人はマレーシア、台湾、サウジアラビアが就職行先として一番人気です。その一方、日本に行くインドネシア人は2016年にただの75人だけです。。。これは一体なぜでしょう?

少し調べたところ、いくつかの原因を指摘できたと思います。面白いデータも見つけましたので、ぜひ注目してください!

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1.距離の問題

AFS International Connections (https://afs.org/about-afs/) という国際教育組織の調査によると、46%の回答者(インドネシアの大学生)は家族から遠い場所に住んでいるのが怖くて、海外に留学しないまたは働かない理由となります。前の表を見れば、この調査の結果が当たると思います。

まずは、表に載っている国々の中で8ヵ国がアジアの国なんです。確かに、アジア内の国なら距離的にインドネシアと近いです。もし何か問題もあれば、インドネシアにすぐ戻れるでしょう。

特にマレーシアの場合は、文化的にインドネシアと同様で、海外であっても海外じゃない感じがするかもしれないです。言語もインドネシア語と近いですので、一番となる就職行先として本当におかしくないと思います。

しかし、ひとつのおかしいことは、なぜかインドネシアから遠いサウジアラビアは前の表に3位となりますでしょうか?これも距離より文化の関係があり、「イスラム教」がそのキーワードです。サウジアラビアはイスラム教の誕生地としても知られており、多くのムスリムが住んでいる国です。インドネシアでは9割の住民がイスラム教なので、おそらくサウジアラビアに歓迎されるかと思います。やっぱりここで例外も分かってきました。

それでは、日本の場合はたぶん明らかになりましたが、距離的および文化的はいずれもインドネシアと遠く、違いがあります。なので、これはひとつの原因として仮説されました。

 

2.英語が使える環境のほうが良い

見せた表の中にいるトップ5位で、マレーシア、香港、かつシンガポールは英語が一般的に使われているアジア内の国です。インドネシアでは、英語は一般的に2番目の言語となりますので、やはり英語が使える仕事環境は大事でしょう。EF(English First)が出版するEPI(English Proficiency Indexまたは英語能力指数)という世界中の英語能力を図る研究も見ると、日本の英語能力指数は低い区分に入っています(https://www.ef.com/wwen/epi/)。

アジア内における国々の英語能力指数

日本または中国であれば、英語を日常的に使うわけじゃないですので、望ましい就職行先にならないと考えられます。

 

3.ビサの問題および長期滞在の可能性

最後に考えられる原因はやはりビサに関することです!

シンガポールやマレーシアでは、インドネシア人はビザがなくても入国が可能です。もちろんこれは観光の場合ですが、一般的に仕事の目的でも他の国よりは比較的に簡単です。

現在、日本へ行くためにインドネシア人はビザが要らなくなるという有利がありますが、就労ビサを取得するためにより厳しくてややこしいと考えられてしまいます。

明らかにするため、以下の図を見てみましょう!

日本とシンガポールのビサ申請過程の違い

上記の図を見たら、色々な点が分かってくるでしょう。

まずは時間の問題がそのひとつです!日本の就労ビサを手に入れるため、約1~3ヶ月が必要そうです。これをシンガポールと比べたら、かかる時間の差が非常に大きいです。インドネシア人にとって大変面倒くさいですので、おそらくこれで違う行先へ行ってしまうかもしれないです。。。

それで、その二つ目!キーワードは「自分か他人がやってもらう」ということなんです!よく見ると、シンガポールの就労ビサは完全に採用会社の責任です。一方で、日本の就労ビサをもらうために、本人が自分で頑張らなければならないです。ある程度、採用会社からの支援があるかもしれませんが、COE(資格証明書)を申請するからの過程は全部本人がやるべきでしょう。これもインドネシア人にとって負担になりますので。。。

また、永住権をもらう可能性もそのひとつのポイントです。日本の永住権を手に入れるため、同様なややこしい過程と条件があります。シンガポールの永住権の場合、特にそういう厳しい条件がないです。誰でもシンガポールで留学するまたは働く活動を行えば、永住権の申請が提出可能です。日本へ行っても最終的に永住権をもらえない可能性が高く、インドネシア人には非常に価値がないと思われてしまいます。

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話が長くなってしまいますが、これでまとめが終わりました!そして。。。『インドネシアにおける大学特集』もこれで以上となります!!

ただ1ヶ月だけでしたが、インドネシアにあるトップの大学について紹介ができて本当に嬉しいです。学生向けに限りなく、日本企業の方々までもお届ければ、お役に立てるように祈っています!私はこれからまだまだ大学の生活が続きますが、また何か新しいことを教わった時に皆さんまで共有したいと思います。その機会がまた来たら、ずっとお楽しみにしております!

それでは、これでお別れですが、外国人採用ノートを今まで利用した皆さんへ誠にありがとうございます!他のニュースやトピックスが沢山ありますので、ぜひ見逃さないでください!

PUTRO RADITYO HARYO(プトロ・ラディティヨ・ハルヨ)

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ABOUTこの記事をかいた人

Putro Radityo Haryo

現在、東京大学の大学院に在学(修士課程1年)。 来日する前、年間シンガポールに留学し、調理専門学校に通っていた。シェフの資格を受けたその後、母国で数カ月バリ島におけるレストランで働いた。しかし、よりグローバルで活躍したいため、やがて仕事を辞めて日本へ向かった。日本語学校から日本語を極め、東京農業大学を平成31年に卒業した。現在に至り、世界の食糧問題とサステナビリティ課題を研究で解決しようとする。