タイ人を怒らせるポイント

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田上
現在もメーカーを中心とした日本企業の進出先として注目されるタイ、それに伴って日タイの架け橋人材のニーズも高まってきます。タイ出身者は概して明るく、笑顔で、フレンドリーな性格で日本人とも溶け込みやすいのですが。今回は「ちょっと気をつけてください」と言った記事のエントリーです。日本人が当たり前にやっていること、実はそれはタイ人にとってNGなんです。では、タイ留学生のゆうきさんバトンタッチです。

こんにちは。「サ・ワッディー・カー」。私は「シワーポーン」と申します。ニックネームは「ゆうき」と呼ばれています。2012年10月にタイのバンコクから参りました。日本に来てから、4年間になりました。^^

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この4年間、タイ人としてたくさん日本の文化を学び、体験をしました。タイと日本は、アジアの国であるため、似ているような文化や習慣がたくさんありますが、全く違っている文化や習慣などももあります。両国の文化を通してタイと日本の異文化を体験し、理解することができました。

現在、タイに投資している日本企業の数が多くあり、特に東南アジアの中にもタイは中心として一番多いとも言えます。実際、私の家族もいくつかの日本企業を営業しています。日本企業はもちろん日本のやり方がありますが、海外で企業がうまく運営できるためには、日本のやり方だけでは足りない。言語の壁の他に「文化を知る」のは非常に重要なことではないでしょう。例を簡単に挙げてみると、タイと日本の「挨拶し方」の違いはイメージしやすいと思います。日本では挨拶するとき、お辞儀をします。しかし、タイでは挨拶するとき、「ワイ」という両手のひらを胸または顔の前で合わせ、お辞儀をします。このように、私にとって「文化」は一番大事なことだと思います。

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 日本企業がタイに投資するため、まずは、文化を知り、現地の人々の心を知ることが必要です。そのため、伝えたいことがうまく伝えられ、ビジネスにも人間関係にもベストな方法ではないでしょう。このように、日泰の異文化を通じて、この記事は「タイ人に怒れせ方」を紹介したいと思います。

 王様は最上位で、国民の心!

タイは「王国」の国であり、王様は最上位であり、特に以前の王は非常に愛され、タイ人の国民にとって「父」のような存在をしています。そのため、タイの国民は王様のことを自分たちの父のように愛をし尊敬しています。もし、誰かが王様に悪口をするとタイ人はすごく怒ります!なぜなら、自分の父に悪口をしているように感じているからです。

去年、(2016年)王様が亡くなりました。現在もまだ、タイ全国の国民が黒の服装をし、哀悼の意を表しています。また、黒い服装の他にも小さい黒いリボンを服装に付けている国民が多くいます。このように、黒い服装や黒いリボンを付けない人は、タイ人に嫌われるかもしれません。

年功序列制はないが、年上の人に「ワイ」=お辞儀 しなきゃ!

タイの企業や会社で「年功序列制」を使っているのが少なく、あるいは減っています。しかし、年上の人に尊敬することは昔から教えられてきました。このように、年功序列はありませんが、年上の人に尊敬することは当たり前なことです。そのため、年上の人に会うとき、「ワイ」をしないと怒られます!その人はマナーがないと思われてしまいます。

両親を悪くいう人は最低!

小学生を初め、中学生、高校生、大学生や社会人など時代を問わず、お互いの間に両親の名前を呼び、両親に意地悪なことをいう人はすごく嫌な感じがします!これが原因で、友情がなくなるほどの大きい喧嘩に発展することもあります!なぜなら、タイ人にとって両親は最上位の存在であり一番大切な人です。大切な人の名前を意地悪に使うことは堪え難いのです。

 苗字ではなく、ビジネスには「下の名前」普通には「ニックネーム」を呼ぶ!

タイ人の名前は長いいいいいと知っている日本人は多くいるかもしれないが、実際、タイ人の下の名前と苗字を含め、日本人にとっては長くて覚えきれないではないでしょうか。なぜ、こんな長い名前を名付けるというと、「長い名前の人は偉い人のように見える」からです。長い名前の中の各言葉は、良い意味があり、全部で合わせて一つの良い意味の名前になります。長ければ、長いほど良いと言う観点を持つため、ほとんどのタイ人の名前は長いです。

タイ人の間では、本名を呼びません。なぜなら、長くて呼びにくいからです。このように、ニックネームが生まれます。ニックネームは、全く本名と関係なく、なんでも可愛ければ、ニックネームとして名付けられます。例えば、Meow(猫のにゃ)、Tangmo(スイカ)、Mint(ミント)などと言うニックネームがあります。

普通なときには、お互いのニックネームを呼ぶことは全然当たり前なことです。逆に、本名を頑張って呼ぶと「すごく変」に見られます。一方、ビジネスのときには、日本の文化と違い、苗字を呼ぶより「下の名前」を呼ぶ方が自然な感じをします。つまり、ビジネス以外なときにニックネームを呼び、ビジネスのときに下の名前を使い、タイの文化を理解し、どちらを呼ぶかの機会を認識して読んだ方が良いです。

本は先生だから、床に置くな!

タイでは、両親が一番に大切な存在であり、その次に大切なのは「先生」です。なぜなら、親は子供を産んで育ちますが、子供に知識を教えるのは先生です。つまり、子供は、朝と夕方に両親と一緒にいますが、昼の間に学校を通い、先生と一緒にいます。このように、先生は「2番目両親」という観点があります。

学校で、先生は「本」を使い、子供に知識を教えてあげるため、本は知識のシンボルのように大事なものです。そのため、知識を得たい、あるいは知識を増やしたい人々は本を大切にするべきです。低いなところのような床に置くなとよく言われています。もし、本を床に置くと怒られます!

田上
ゆうきさん、どうもありがとうございました。タイ出身者が大切にしているものについては、しっかり理解することが必要ですね。ニックネームで呼び合うのが当たり前という文化は、日本には定着しにくいかもしれませんが。ニックネームは大切なご両親からつけられているケースが多いので、タイ出身者を呼ぶときは、舌を噛みそうな長い本名で呼ぶよりかは、ニックネームで呼ぶことが文化の尊重ですね。私もいつもニックネームを聞いてます。ニックネームで呼ぶと一気に心を開けるんですよね。タイ出身の社会人の名刺を見ても、カッコでニックネームがついていたり、メールアドレスがニックネームな場合を見かけます。そういう会社は理解が進んでいるなあと感心しますね。

 

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