

■外国人留学生の活動時期が分からない。
■外国人留学生の日本語力について。
■就職活動中の留学生はどのような方法で就職情報を見ているのか。
■企業に対して何をポイントに就職活動を進めているのか。
■外国人留学生の日本語力について。
■就職活動中の留学生はどのような方法で就職情報を見ているのか。
■企業に対して何をポイントに就職活動を進めているのか。
など、多くの悩みをお伺いします。
ASEAN出身者と日本人の就職活動の理解や状況の違いを把握し、ASEAN人財の採用促進を図るため、本調査を実施致しました。
調査対象者(n=323)
回答者は男女 358 人で、
★社会人(138人)
★就職活動予定(17卒見込含む)(101人)、
★就職活動中(84人) 、
★就職活動を予定している学生(35人)でした。
今回の調査結果は就職活動を予定している学生(未活動)35人を除いた 323人が対象になります。
月に最も多く時間をかけていること

留学生のうち9割が私費で勉強しています。グラフからも、就職活動(22%)よりもアルバイト(41%)にかける時間の方が多いことが分かります。留学生たちは特に、生活費を稼ぎながらの就活になるため、日本人学生と比較し相対的に就活準備に時間をかけられない状況にあるようです
日本での就職活動開始時期について

留学生の半数(50%)が卒業年月の半年前から就職活動をスタートさせていることが分かります。
就職先が決定するまでの期間(n=141)

32%の留学生が1ヶ月〜3ヶ月未満で就職先を決定し、また28%の留学生が3〜5ヶ月未満で就職先を決定しています。
就職活動にむけての準備

ほとんどの留学生が就職活動に向けて準備を行なっていることが分かりました。日本語での面接練習・履歴書作成については練習を「たくさんした」「した」と答えた方が半数を越えています。一方でSPIなどの入社試験対策は「していない」という方が多い結果となりました。
就職活動での費用

留学生の就職活動上に必要なもの(名刺入れや参考書など)で支出した金額は 42%が 20,000 円以下でした。またスーツ 購入には 30,000 円ほど支出しています。面接や入社試験を受ける為に企業へ行くために支出した交通費は 44%が 10,000 円以下でした。
会社を選ぶときの基準(複数回答可)

留学生が企業選びで最も重視するものは61%が「外国人が活躍している会社であるか」でした。また49%が「賃金の良さ」を選んでいます。「知名度」や「企業理念や企業方針」は重視しない結果が意外ですね。
日本で就職活動するにあたり、不安なこと(複数回答可)

日本での就職活動にあたり、65%の学生が「日本語レベル」に不安を持っていました。それにともない、日本語での「面接」も不安点として挙げられています。また、自身の仕事スキルで会社を選ぶ傾向もあります。
就職活動で情報源としているもの(複数回答可)

就職紹介サイトに登録し、そのサイトからの企業情報や、就職情報を参考にし、就職活動をしている留学生が52%、次に先輩や学校の教師からの情報を元に就職活動している留学生が16%でした。
まとめ

留学生の就職状況について相違点や意外と共通している点が見受けられます。特に、留学生は企業に対して知名度よりもグローバルに活躍している会社かどうか、賃金について、重要視している点は日本人とは大きく違う点ではないでしょうか。今回は留学生の就職活動状況について、お伝え致しました。ASEAN人財の採用にご興味をお持ちの方はこちらからお問合せください。
(初回公開:2017年1月31日)
今回、ASEAN出身者323人に日本での就職活動状況について調査を行いました。