ミャンマー人採用の実態

最新情報について
最新情報はSunrise Magazineにて公開して参ります。ぜひ下記よりご覧ください。
https://mag.sunrisehr.biz/

ミンガラーバ!

こんにちは、田上です。

さて、第三回、国別ASEAN留学生採用の実態!

今回はミャンマー編をお送りします。

 

1922148_10202789215107070_2248714093247462583_n

↑ 2014年は日ミャンマー友好協力60周年の記念年。若者の交流も盛んに行われました。

 

【供給(人材)】

留学生数

現在2,800人程度、年々増加しています。

3年前は、1,000名程度ですので、かなりの増加率といえるでしょう。

さてミャンマー留学生の属性ですが下記の通りとなっております。

 

(1) 4年生大学在学

数は少ないのですが、ミャンマー人留学生が在学しています。

母国志向は強いですが、グローバル志向が強いのもこの層の特徴と言えます。

 

(2) 専門学校在学

実はミャンマー人のマジョリティーは専門学校なのです。

どの学生も日本語が堪能で、平均レベルは高いと言えます。

文系はホテル・観光・ビジネス、理系はITに偏っています。

(ミャンマー留学生曰く母国に帰った時に、よい仕事にありつけるイメージが描きやすいとのこと)

また彼らの99%は母国で4年制の大学を卒業されております。

また一部の学生は、アルバイトに熱中したため(彼らの学費・生活費はアルバイトで工面するケースが多いです)

卒業を迎え、在留資格を延長するために、再度別の専門学校に入るケースもあります。

そのためですが、新卒にしては高齢の学生が多いのも事実です。

 

性格

気質は穏やかで、おしゃべり好きで、面倒見がよい人が多いです。

育ててくれた、同僚・上司・会社に恩義を感じ、長く定着が期待できます。

一方でつい周囲を気にして頑張ってしまい、無理をしてしまう傾向もあります。

 

語学力

ミャンマー人留学生の日本語力は総じて高いといえます。

英語に関しては、日英両方の言語、ずば抜けてできるトリリンガルは少ないですが、

日常会話レベルは備えている印象です。

 

キャリア観

母国と関連する仕事を希望する人が非常に多いです。

日本にずっといたい人よりも、何年か経験を積んで母国に帰りたい人が多いです。

ですが、現在ミャンマー関連の求人が少なく (一昨年のミャンマーブームのときはミャンマー求人は一時的に盛り上がりを見せましたが…)

来たるミャンマーブームに即戦力として、活躍できるようにスキルアップを数年する時期であると、

私は候補者側に説明をいたしております。

 

【需要(企業)】

ミャンマーの出身者向け求人は現在ほとんど見かけません。一部のIT会社でミャンマーに開発拠点を設けるという動きはあるようですが。

一方で今後慢性的な人材難となりうる、外食業・販売業・小売業・ホテル業などはミャンマー人の性格や志向にマッチした業種であり、

今後、彼らの積極的な採用がソリューションになるかもと期待しております。

※なお採用を検討される際には、事前に入国管理局や専門家(行政書士)にご相談されるとよいかと思います。

在留資格の変更が不許可になるケースもございますので…

 

 

以上、次はインドネシアVer.をお届けできればと思ってます!

乞うご期待!!

最新情報について
最新情報はSunrise Magazineにて公開して参ります。ぜひ下記よりご覧ください。
https://mag.sunrisehr.biz/

「ASEAN人財」の採用を詳しく知りたい方へ

ASEAN CAREER 採用のページへ

ABOUTこの記事をかいた人

TagamiTatsuya

1988年東京で生まれ、2010年に明治大学経営学部を卒業後、金属系の専門商社にて海外輸出チームにて中国向けの輸出及び中国・中南米の三国間貿易に従事。 ASEAN好きが高じて、2013年に退職。ASEAN留学生と若手日本人の文化交流を推進するNPOを創業。2014年には在日留学生の就職問題と日本企業の機会損失を解消すべく、NODE株式会社を協同創業。 主に在日東南アジア人材を中心に約10,000人の日本語人材の獲得、さらに3,000人以上の面談経験を有する。 現在は、ASEAN人材ハンターの肩書きのもと、採用企業の外国籍人材採用および同業人材エージェントの戦闘力強化をサポート。