ミンガラーバ!
こんにちは、田上です。
さて、第三回、国別ASEAN留学生採用の実態!
今回はミャンマー編をお送りします。
↑ 2014年は日ミャンマー友好協力60周年の記念年。若者の交流も盛んに行われました。
【供給(人材)】
留学生数
現在2,800人程度、年々増加しています。
3年前は、1,000名程度ですので、かなりの増加率といえるでしょう。
さてミャンマー留学生の属性ですが下記の通りとなっております。
(1) 4年生大学在学
数は少ないのですが、ミャンマー人留学生が在学しています。
母国志向は強いですが、グローバル志向が強いのもこの層の特徴と言えます。
(2) 専門学校在学
実はミャンマー人のマジョリティーは専門学校なのです。
どの学生も日本語が堪能で、平均レベルは高いと言えます。
文系はホテル・観光・ビジネス、理系はITに偏っています。
(ミャンマー留学生曰く母国に帰った時に、よい仕事にありつけるイメージが描きやすいとのこと)
また彼らの99%は母国で4年制の大学を卒業されております。
また一部の学生は、アルバイトに熱中したため(彼らの学費・生活費はアルバイトで工面するケースが多いです)
卒業を迎え、在留資格を延長するために、再度別の専門学校に入るケースもあります。
そのためですが、新卒にしては高齢の学生が多いのも事実です。
性格
気質は穏やかで、おしゃべり好きで、面倒見がよい人が多いです。
育ててくれた、同僚・上司・会社に恩義を感じ、長く定着が期待できます。
一方でつい周囲を気にして頑張ってしまい、無理をしてしまう傾向もあります。
語学力
ミャンマー人留学生の日本語力は総じて高いといえます。
英語に関しては、日英両方の言語、ずば抜けてできるトリリンガルは少ないですが、
日常会話レベルは備えている印象です。
キャリア観
母国と関連する仕事を希望する人が非常に多いです。
日本にずっといたい人よりも、何年か経験を積んで母国に帰りたい人が多いです。
ですが、現在ミャンマー関連の求人が少なく (一昨年のミャンマーブームのときはミャンマー求人は一時的に盛り上がりを見せましたが…)
来たるミャンマーブームに即戦力として、活躍できるようにスキルアップを数年する時期であると、
私は候補者側に説明をいたしております。
【需要(企業)】
ミャンマーの出身者向け求人は現在ほとんど見かけません。一部のIT会社でミャンマーに開発拠点を設けるという動きはあるようですが。
一方で今後慢性的な人材難となりうる、外食業・販売業・小売業・ホテル業などはミャンマー人の性格や志向にマッチした業種であり、
今後、彼らの積極的な採用がソリューションになるかもと期待しております。
※なお採用を検討される際には、事前に入国管理局や専門家(行政書士)にご相談されるとよいかと思います。
在留資格の変更が不許可になるケースもございますので…
以上、次はインドネシアVer.をお届けできればと思ってます!
乞うご期待!!