こんにちは!田上です。
この記事を書ける日を心待ちにしておりました!
当社データベースもASEAN出身者が増えてきて、2,000人近くを保有。
さらに企業様からのお問い合わせも徐々に増えてきており、
ようやく「採用難易度」というテーマで記事が書けるようになりました。
★採用難易度が難しい方に対しては、人材要件の緩和を提案させて頂いております★
日本語が日常会話レベル以上の方を日本で採用するケース (易・並・難の3段階評価)
(1) ブルネイ
そもそも留学生数がほとんどいないので割愛。
(2) カンボジア
「並」
求人数はそれほど多くなく、留学生母数も少ない。就職希望者数はその中の半分くらい。
いずれは母国に貢献出来る仕事を希望している割合が多い。
(3) インドネシア
「並」
求人数そして就職希望の留学生数、ともに増加傾向。
文系・理系のバランスは需要サイド・供給サイドに偏りは見られない。
日本で長く働きたいという割合が若干高い。
(4) ラオス
「難」
求人数はそれほど多くなく、留学生母数はカンボジアと同様少ない。
就職希望者数はカンボジアのそれよりも少ない印象。
(5) マレーシア
「文系:難、理系:並」
留学生の75%は工学部のため、理系採用は困らない。一方で文系学部を専攻している学生は少ない。
母国との架け橋を望んでいる方は少なく、日本での長期滞在や、
自身の国際性や言語力(4, 5カ国語話せる学生もいる)を武器に、グローバルなキャリアを望んでいるケースが多い。
(6) ミャンマー
「文系:易、理系:並」
母国の4年生大学を卒業して、専門学校や日本語学校に留学している場合が多い。
近年ミャンマーに進出するIT企業からのプログラマー求人が多く、
一方で日本に留学している理系のミャンマー人の専攻もITでうまく釣り合っている印象。
しかし、文系のミャンマー人に関する求人がなく、また高齢での留学も目立っているため、
マッチングがうまくいっていない。日ミャンマーの架け橋になれるキャリアパスを希望している学生多数。
(7) フィリピン
「文系:並、理系:難」
留学生の間では、国際関係などの文系学部が人気。
企業からの求人数は文・理問わず増加傾向。
日常会話レベルの日本語を備えた方が、少ないことが心配要素。
日本に長くいるキャリアを望む学生多数。
(8) シンガポール
「並」
新卒の初任給はすでに日本より母国の方が高くなっている。
しかし、それにも関わらず日本の文化が好きで、日系企業で働きたいという層が一定数いる。
企業からの求人数、学生数ともに横ばいにある。
(9) タイ
「難」
現在、日系企業からの需要が、留学生数を大きく上回っている状態。
文系・理系ともに採用が困難な状況。
とくに日本語・英語ともに運用能力のあるタイ留学生は非常に希少価値が高く、条件緩和が必要になってくる。
日本にずっといたい、日タイの架け橋となりたい、グローバルで活躍したい方などキャリアパスは様々。
(10)ベトナム
「並」
日系企業の需要は最も高く、さらにそれを大きく上回る留学生数がいるが、
就職出来る日本語レベルを備えた留学生の数は、それほど増加していない印象。
日本に長くいたい、あるいは日ベトナムの架け橋となれるキャリアパスを望む方が多い。
※あくまで経験ベースでのお話ですので多少偏りがあるかもしれませんが、ご了承ください…