ASEAN留学生採用事情

ASEAN諸国は2015年ASEAN経済共同体を機に、EUを凌ぐ6億人のマーケットが形成されようとしています。経済成長率・若者人口・親日の国民性、今後日本にとって最重要パートナーとなることは間違いありません。しかし、ASEANと一括りにして考えることは、到底難しく、宗教・文化・価値観などは国によって大きく異なっています。ASEAN戦略は国別に考えることが王道であり、人事戦略においては、母国と日本を両方理解している、ASEAN各国の留学生採用が進出スピードを加速させる鍵となっています。

 

では、現状、日系企業のASEAN留学生採用はうまくいっているのか?

答えは全体的に見れば「NO」であると言えます。そこには色々な原因が考えられます。

 

(1) ASEAN留学生の数が少ない!

ASEAN留学生の総数は年々増加し、全留学生の12%を占めるようになりました。しかし国別に見てみると、ベトナムの急増が、底上げしている状態であり、増えていない国がほとんどなのです。ASEAN進出する企業が増えるに従って、ASEAN留学生の希少価値は高まってきており、近い将来、ローカルの人材採用が主流になるとも言われています。

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(2) 新卒採用文化に馴染んでいない!

ASEANの学生から見て、在学中に行う日本の就職活動は「特殊」そのものであり、彼らの留学生活は当然のごとく、学業を中心に回っています。また私費で留学している学生は学費・生活費を稼ぐために、複数のアルバイト(講師と居酒屋など)を掛け持ちしているケースが多く、在学中の就職活動に時間を使っていられないのが現状です。また長期休暇になると、母国に帰る学生もおります。中華圏の旧正月(1・2月) や、メコン地域でのお正月(4月) はチェックが必要です。新卒採用方式に馴染めず、泣く泣く日本での就職をあきらめ母国に帰国する学生も多いです。

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(3) 求人情報の見つけ方がわからない!

ASEAN留学生が求人情報を探す手段が確立されていません。彼らは、同じ国籍の先輩から情報を仕入れたり、外国人留学生向けセミナーに参加したり、就職情報ナビから留学生を積極採用している企業情報を入手したりしています。しかし彼らが本当に得たい情報を、そこで得られているわけではありません。母国を離れ、強い目的意識を持ってきた彼らにとって、「仕事内容」そして「キャリアパス」こそが、本当に彼らが得たい情報なのです。

他にも、原因は考えられますが、ASEAN CAREERは主に上記のような問題にアプローチし、

「日系企業・ASEAN留学生の接触の機会を増やし、確度の高いマッチング」を創出することを想いを込め、この冬1月にオープンします!

 

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TagamiTatsuya

1988年東京で生まれ、2010年に明治大学経営学部を卒業後、金属系の専門商社にて海外輸出チームにて中国向けの輸出及び中国・中南米の三国間貿易に従事。 ASEAN好きが高じて、2013年に退職。ASEAN留学生と若手日本人の文化交流を推進するNPOを創業。2014年には在日留学生の就職問題と日本企業の機会損失を解消すべく、NODE株式会社を協同創業。 主に在日東南アジア人材を中心に約10,000人の日本語人材の獲得、さらに3,000人以上の面談経験を有する。 現在は、ASEAN人材ハンターの肩書きのもと、採用企業の外国籍人材採用および同業人材エージェントの戦闘力強化をサポート。