マレーシア人採用の実態 2019年度Ver

こんにちは、田上です。

今回は初めてのマレーシア人採用に関する内容です!

「日本語・英語ができる若手技術者」を採用したい

上記のような人材はグローバル展開を考えているメーカーさんであれば、とても採用ニーズが高いです。ただ、一方で人材の母数が少なく採用はますます困難になっています。

今までピンポイントな人材のご要望が少なかったためマレーシアについては記事を書いてきませんでしたが、かなりの割合で在日のマレーシア留学生は日本語・英語・技術素養を備えているため、戦略を考え・対応をしっかりと行えば採用に優位に立てるといった内容でございます。

日本に学べ!マレーシア政府は日本留学する理系留学生に奨学金を拠出

マレーシアのマハティール首相は1981年にルックイースト政策を掲げ、マレーシアの若者が日本で学ぶことを推奨しています。

現在に至っても、多くのマレーシア留学生が、政府のスポンサーを受け、マレーシアの教育機関にて日本語と技術知識の基本を習得し、日本の国公立大学や一部の私立大学に編入・留学している現状です。彼らの多くは、電気・機械を専攻し、授業を日本語で受けています。そのため多くの方々が日本語のコミュニケーションに支障はありません。さらにメリットとしては高い英語力です。TOEIC800点以上が当たり前でして、多くの方々が日本語より英語でのコミュニケーションを得意としています。それゆえ、英語をつかうシーンの多い仕事はとても人気です。

一方で、マレーシア留学生にとって、日本で就職するメリットは大きいため、多くの人がまずは日本就職を希望します。日本の会社は研修が充実していたり、初任給もマレーシアのそれと比較し数倍高かったり、技術力が高かったり などなど色々な理由があります。

奨学金はいつまで続くかはみんなわからないけど、今はまだチャンス!

こんなに多くのグローバルエンジニアの素養をもつ方々が日本を選んでくれるのは、マレーシア政府が日本を選んでくれ、留学を推奨し、金銭面・日本語教育で多大なるサポートをしてくださってるからです。一般的な家庭は日本に行きたくても金銭的に難しいでしょう(一部華僑の留学生を除きますが…)  一方で一般的に奨学金は国の方針や経済見通しによって、真っ先に影響を受けやすいものでもあります。

政府の期待は、日本留学への投資が、将来的にマレーシアへのリターンにつながることを当然ながら狙っていますので、日本で勉強をした後にマレーシアに帰らなくてはいけない契約を交わす奨学金もあります。マレーシアの景気が悪くなれば、奨学金枠も減るかもしれませんし、全ての奨学金に帰国義務が課されることもあるかもしれません。奨学金については過去に留学生に記事を書いてもらったので、参考までにご覧ください。奨学金の将来についてはニュースもないですし、マレーシア留学生もよくわかっていないようです。

マレーシア留学生の現状 〜奨学金事情について〜

帰国義務ないけど、心の中ではマレーシアに恩返ししたい!

マレーシア奨学金の恩恵を受け、日本で貴重なスキル・経験を得られた彼らが思うことは、母国に恩返しがしたい!と考えます。つまりは、会社がマレーシアに拠点があり、将来的な母国拠点のマネージャーとなれるキャリアパスをご用意できたり、同国に出張機会があったり。マレーシアとのビジネスが拡大していて、そのメンバーとなれる活躍の場をご用意できる会社については、優秀なマレーシア人技術者採用に非常に有利になることは間違いありません。マレーシア政府が日本留学を推奨している今がチャンスだと考えられます。

宗教対応は本人との対話で解決!

マレーシア奨学金を得て、技術系分野で日本留学をしている方々はほとんどマレー系という民族になります。彼らはムスリムと呼ばれ、イスラム教を信仰し、独特の習慣や食の制限があります。お仕事上関係があるのは、お祈りと食の制限と女性のヒジャブ着用かと思います。基本的な知識は下の記事「日本企業のムスリム社員受け入れについて」に記載がありますが、留学生なので少なくとも日本で住んでいた経験やアルバイト経験があり、日本で生き残る術を彼らなりに持っていますので、対話でほぼ解決すると思います。ですので、受け入れのために専用の礼拝所を作ったり、妙に神経質になることはありません。1日5回のお祈りの習慣 (営業時間帯には3回程度)、1回5分程度のものですが。場所・時間帯はある程度融通がききますし、お祈りに要した時間分の残業も無給で働くでしょう。トータルすると喫煙する社員の喫煙時間よりも短いんじゃないかと思いますが。

日本企業のムスリム社員受け入れについて

 

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TagamiTatsuya

2013年、日ASEAN友好協力40周年の記念年にASEAN留学生と日本人の文化交流を推進するNPO: ASEAN Community - Japan (現:ASEAN Youth Organization Japan)を創業。URL : http://acj.link/ ASEAN出身者との文化交流を通じ、既存の留学生向けの就職支援体制に疑問を感じ、2014年VACS International(現: NODE) を共同創業。 のべ1000名以上のASEAN出身者との交流から、ASEAN各国の人材の特性を分析。「ASEAN出身者に一番近い立場」から人材採用のサポートをすることをモットーとしている。 商社出身、物流・国際会計・英語教育に興味あり。 趣味は、温泉旅行・ブログの更新など。